転職活動の話
2017年、満を持して転職することにしまして。
人生で2度目の転職です。
1社目はネットショッピングの会社で働きました。
いわゆる「ブラック企業」って感じのところでした。
仕事は過酷だけど給料は一度も上がらない、といった様子で虚しくなりましたね。
初っ端から過酷な環境を味わったおかげで、次に働いた会社は驚くほど働きやすかったです。
2社目ではライターとして働いていました。
最初はやりがいのある良い会社だったのですが、途中から方針がガラリと変わってしまいました。
ちなみに、ここでもやっぱり給料は上がりませんでした。
いろいろあって、最終的に転職を決意。
そんなこんなで転職活動をしていたんですよ。
無事に先日、無事に3社目が決まったので、いちおう転職活動は終了。
まだ出勤していないので実情はわかりませんが、今度こそしっかり働いてガッツリ稼げる人間になりたいものです……。
ここまで書いたところで「転職を繰り返すとはなんと軟弱な!」と思っている人も多いかもしれません。実際、転職活動中に面接で問われるのはその点ばかりでした。
転職しようと思った理由はいろいろありますが、別に「定時で帰りたいから!」とか「楽して稼ぎたいから!」とかワガママを貫くために辞めたわけではありません。
良い給料がほしいなら努力は必須です。成果を出さなければならないので、プライベートばかりでなく仕事も全力で取り組まなければいけませんよね。
ただ、「何を犠牲にしても会社のために尽くします!」みたいな考え方はしたくないなぁと思っていました。
最低限のワークライフバランスは大切にしたいですよね。休日はちゃんと休みたい!
……世間的には「男のくせに?」と思う人が多いのかもしれませんけど。
でも、旅行する余裕もないなんてなんのために働いているんだ!と思っちゃうじゃないですか~。
もしも家庭を持った時、子育てや学校行事にひとつも関わらない父親にはなりたくないじゃないですか~。
だから転職活動では、やりがいや給与面のほかに仕事に対する考え方もチェックしていました。
そして数ヶ月、ぼくは重要なことに気付いてしまったんです。
いままで働いていた会社って、特別でもなんでもないんだってことに……。
さっき「なんのために働いているんだ!と思っちゃうじゃないですか~」って書きましたけど、世間では「ハ? 何いってんの?」と思う人が多かったに違いない……。
だって、転職活動をしてみると、どこもかしこも【仕事大好きな人、大募集!】【会社と結婚できる人、求む!】的な求人ばかりなんですから!
ワークライフバランスを気にかけるなら契約社員にでもなってください~って扱いでした。
テレビCMなんかでも見かける転職エージェントも活用してみましたよ。
そこで紹介された先の企業で聞く話も、だいたい同じでした。
「家は寝るために帰る場所」「残業や休日出勤は努力の見える化」「こだわりが強い人は徹夜もいとわない」「絶対に成功させるぞと追求できる人の働き方は仕事第一」
こんな言葉を人事や社長の口から聞くんです。
ぼくは内心でゲンナリしてしまいました……。
それでいて給料が低いんだから、どこに魅力を感じたら良いんだ……。
こういう会社が多いということは、それだけすぐに人が辞めてしまって売れ残っているんでしょうか。
それとも、世の会社員はこういう論調を聞いてガッテンしているんでしょうか。
もしかしたら、これは自分の希望するIT関連の業界だからかもしれません。
しかし「働き方改革」という言葉をよく聞くようになっても、少なくともこの業界には浸透していないんだと非常にショックでした……。
そんな会社ばかり見てきたため、来月から働く会社は(面接してみた雰囲気はとても良かったけど)実はヤバかったらどうしよう……と勝手に不安になってしまっています。
また社畜主義みたいな感じで労働を強いられたらどうしましょうか。
ぼくみたいな考え方をするのはやっぱりユトリ的な感性なんでしょうかね?
世の中のできる社会人は、どうやって仕事をこなしているんでしょう。
人間関係は良好なんですが、職場環境という意味では自分にマッチしたところを見出した経験がなくて、今度もうまくやっていけるか、ドキドキしております……。
もしも「ザ・仕事人間!」みたいになる必要があるなら、そのハウツーを教えてほしい今日このごろ。
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